アールグレイ
せっかくウィッタード(ウィタード)の
アールグレイ(Earl Gray)が入荷したので、
アールグレイについてお話です。
これは以前、私の紅茶のメルマガ「てぃーふれんど通信」に掲載した文章をちょっと変えてます。
1830年代に中国派遣の外交官が、当時の首相グレイ伯爵に献上した着香茶を元に出入りの茶商に作らせた紅茶がアールグレイだそうです。当時は商標登録というのが無かったので、今でも「アールグレイ」と名付けて各社発売することができるのですね。
この柑橘系の香りはベルガモッドオレンジを抽出して、使用しているそうですが、これは後になってからのことです。それに、主にベースとなっている中国系紅茶も1830年代には、完成されていなかったので、本当に当時のアールグレイのレシピは不明です。
当時英国に輸入されたのは中国茶(ボヘアティー)であって、紅茶が輸入されたのがもう少し後の時代になります。それもインド紅茶ですのでベースになってるお茶自体違いますね。ちなみにキーマン(中国紅茶)が完成されたのが1876年頃です。
磯淵氏の著書によると、当時、中国の武夷山での自生茶特有の香りは、龍眼(中国の果物)に似て、紅茶の発酵を止める際、松の木を燃やしたので、その香りがほんのり着いた紅茶になりました。それが龍眼の香りがする正山小種です。これがアールグレイの元になったと解説してます。
正山小種に更に松で燻製したのがラプサンスーチョンになりました。
アールグレイ一つにこんな裏話があるのですね。
ウイッタード(ウィタード)のアールグレイは中国産キーマンとインド産ダージリンの紅茶をブレンドし、ベルガモッドオイルで香りを加えたフレーバーティーです。ダージリンはインド産ですが、いわゆる茶葉は中国種なので合わせやすいのですね。パッケージにベルガモットで香り付けしたクラッシックブレンドと記載されてます。
ところで今回はウィッタードの「
アールグレイ」だけを仕入れたのですが「アフタヌーンアールグレイ」と「ブレックファーストアールグレイ」が取寄せ可能です。リクエスト頂けたら検討します。